日本を代表する観光地、古都・奈良。奈良には3つもの世界遺産があり、見逃せないスポットが目白押し!修学旅行でもおなじみ観光の定番「東大寺」「法隆寺」。仏像巡りも外せません。桜の名所「吉野山」など、奈良には四季折々のお花が楽しめる名所、寺社もたくさん。南に行けば名山「大台ヶ原」や「みたらい渓谷」など、豊かな自然も楽しめます。
旅の専門家が、落ち着いたら行きたい奈良の観光スポットを厳選しました!
手には水かき!「東大寺」「奈良の大仏」を大人目線で観光
奈良の大仏&東大寺で再発見!大人が楽しむ奈良観光コースby 沢木 慎太郎
「東大寺」と「奈良の大仏」は、奈良で最も人気の高い観光スポット。「東大寺」は、仏教の宗派のひとつ、華厳宗(けごんしゅう)大本山の寺院。1998年に、古都奈良の文化財の一部として、ユネスコの世界遺産に登録されています。
奈良時代の758年に建てられましたが、戦火で2度にわたって消失。現在の建物は、江戸時代の1709年に建てられたもの。棟までの高さ約49メートル、奥行きが約50メートルは創建当時とほぼ同じ。しかし、幅は約58メートルで、当初と比べて約3分の2の大きさ。
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奈良の大仏&東大寺で再発見!大人が楽しむ奈良観光コースby 沢木 慎太郎
金堂には、「東大寺」の本尊、「奈良の大仏」として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)座像が安置されています。像高(座高)15メートルという大きさ。聖武天皇の発願で奈良時代の745年に制作が始まり、7年後の752年に完成。大仏に魂を入れる儀式「眼供養会(かいげんくようえ)」が行われました。
奈良の大仏さま。よく見ると、不思議なものが見えてきます。手にあるのは、水かき。これは大海原を泳ぎきるなど、苦行を乗り越えた証でもあり、一滴の水も漏らさないように人々を救い上げるという意味があります。子供の頃に修学旅行や家族旅行で訪れた方も多いと思いますが、大人になってから訪れるとまた違った発見があります。 この写真の記事を見る ≫
東大寺観光の主役である大仏は、度重なる修復を経て今日に至っています。それでは造立当初の部分はどこなのでしょうか?研究者によって見解は多少変わるものの、本体右腋から下腹にかけて、左右両腕にかかる衣部分、両足、台座の大部分といわれています。
大仏の台座、蓮弁には「蓮華蔵世界図」が線刻されています。写真は精巧に作られたレプリカですが、観光の際にはこういった細部に注目してみると楽しいですよ。
「奈良公園」では国の天然記念物“鹿”が観光客をお出迎え
広大な敷地面積を持つ「奈良公園」には1000頭以上もの鹿がいて、すべて野生です。決して飼われているわけではなく、神の使いとして手厚く保護されています。
観光の際には、売店で鹿せんべいをぜひ購入してみてください。たちまち鹿が「我先に」と集まってきます。なかなか普通では出来ない体験ですし、ちょっとした人気者気分も味わえますよ。人馴れしているからか、とてもフレンドリーな鹿ですが、あくまでも野生動物です。彼らを怖がらせたり、テリトリーに自ら立ち入ったりするようなことは避けましょう
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